段階的な学習計画(基礎力養成・応用力養成・総仕上げ期)
通関士試験に一回で合格するためには、本試験の当日に自分の学力がピークになるように計画をするのがポイントです。
そのためには試験対策期間を3つに分けて計画するのがセオリーでもあります。
ここではみなさんの学習期間を7ヶ月と想定してシミュレーションしてみましょう。
基礎力養成期(2.5ヶ月)
基本テキストの学習を中心に、予備知識を習得・理解する時期です。
テキストを3~4回、通読・精読する。
テキストを読みながら法律の専門用語を紙に書いて覚えるなどします。
(ノートに整理する必要はないと思います)
この間、テキストに対応している過去問について「読んでみる(解けなくてかまいません)」対応もしておきましょう。
応用力養成期(3ヶ月)
過去問の演習をバリバリ進める時期です。
通関士の本試験内容は、出題の6割程度が過去に出題された問題をもとに、その論点を変えるなどして作られています。
つまり過去問を征服できれば、それで合格圏内の実力がついたことになります。
間違えたところや知識があやふやなところだけテキストに戻り復習します。
「過去問演習中心の学習をする」とは、このことを指しています。
直前期(1.5ヶ月)
試験の直前に特に覚えにくいところを暗記したり、テキストをくまなく復習する時期です。
テキストを復習しながら、その箇所について問う過去問の出題内容が思い浮かぶくらいになっているのが理想です。
また直前期は「詰め込み学習」にも適しています。
ムリをしてでも、少しでも多く勉強してください。
時間を有効に使う工夫
仕事で忙しい社会人の方にとっては、決して軽視できない事柄のひとつです。
時間有効活用のポイントは、勉強する場所と勉強する時間帯、そして勉強スタイルを分散させることです。
自宅の机にかぎらず、往復の電車内、ランチタイム、クルマでお仕事をしている方なら移動時間も、あらゆる隙間時間を「学習時間に充てられないか?」と見直してみましょう。
その際、用語帳を用意するなどの一手間を工夫したり、便利なDVD・CD等メディア教材を活用すると効果的です。
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